【lleqpue9】カラフルモジュラーシンセ

カラフルな自作DIYモジュラーシンセを紹介するブログです

自作モジュラーの挑戦!繰り広げられた実験的電子音楽の夕べ in 浜松TEHOM

マシンライブに参加してきました(人生2回目)

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

この度、わたくしレックがマシンライブに出演者側で参戦させていただきましたのでご紹介いたします。

最近マシンライブの定義やモジュラーシンセを使ったライブイベントについて、あれこれ議論されていますが本記事ではそのあたりの細かい話は全部抜きにして広義の意味でのマシンライブ、モジュラーシンセイベントでとらえていただければと思います。

とにかくこの記事では自分が参加してきたイベントをマシンライブと呼びます!!(ぇ

関東、関西を中心に盛り上がりを見せるマシンライブ、モジュラーシンセですが中部地方での電子音楽はどないやねん?」と思っているそこのあなた!

特に今回は静岡県浜松の電子音楽イベント、マシンライブについて全国に発信する手助けになれば幸いです。

イベント概要と背景:

実は前から気になっていたLive/Bar TEHOMさんでイベント演者を募集しているとのこと。

そこでお店の方にコンタクトを取って出演させていただける運びとなりました。

ありがとうございます!!

 

TEHOMさんは浜松駅前から徒歩10分ほどの距離にあるお洒落なライブバーです。

(浜松町駅じゃあないんですよ。

歓楽街から一本奥に入った隠れ家的なお店です。

広いお店ではありませんがその分、演者やスタッフさんとの距離も近くてアットホームです。

ロックやフォークソング、テクノ、DJ、アンダーグラウンド音楽、バンギャルドやサイケデリック系などの様々なジャンルの音楽のイベントほぼ毎週開かれておりとても魅力的です。

海外やツアー中のアーティストもこちらでライブをやったりしてます。

2年前の記事ですが地元新聞にも取り上げられていました。TEHOMさんに関する詳細な情報はこちらをご参照ください。

ちなみに記事に映っているTEHOM店長さん、めちゃいい人です。

 

こちらが参加したイベントのフライヤーです。

THATNESS AND THERENESS 

坂本龍一教授の有名曲の名前を冠した実験的電子音楽を中心としたイベントでした。(解釈合ってるかな…?間違っていたらごめんなさい)

イベントの出演者たち:

関東都心や関西に比べて浜松は電子音楽イベント、マシンライブが多くない印象です。

そのせいもあってか実際に交流する機会が少なく、お会いしたのは皆さん全員初めましてでした。(いや、自分が引き篭もりなだけです、ごめんなさい)

あ、サカタシンゴさんはMODU/LABOさんのイベントでお話したことがありました。どうもどうも!

ただSNSを通じてお互いの存在は何となく認知していて「いつもXを拝見させてもらってます~」的な挨拶が多かったです。

んーSNSは地方都市交流の支えですね!

 

このイベントの出演者の方々を出演順にご紹介していきます。

下手に文章で説明するよりもSNSに上がっている演奏動画のほうが皆様のカッコよさが際立つので!

嘘です。文才が無いのを誤魔化してるだけです。

皆さんそれぞれの電子音楽魅力的でイカした演奏をされていました。

そうです。私の演奏も含めてイカしてます。(ぇ

UNOさん (@ubeat0102)
マシンライブを初めてちょうど1年になるUNOさん。
SEQTRAK1台から発せられるとは思えない繊細な音は空間を徐々に飲み込んでいきます。

 

𝙔𝙪𝙠𝙠𝙪𝙧𝙞 𝙏𝙨𝙪𝙠𝙖𝙨𝙖さん (@yukkuriTsukasa)サカタシンゴさん (@URNIXTEA)
TEHOMのPA担当のサカタシンゴさんとYukkuri Tsukasaさんのユニット。

これぞ電子音楽!これぞエレクトロ!これぞノイズミュージック!

大音量で大量の生楽器と電子楽器とおもちゃ...etcを鳴らしまくる!

内なる感情を剝き出しにしたような刺激的な音は最高でした!

 


レック(@lleqpue9  わたし)
私です。なんかマシンライブしてると下ばっかり見ちゃうので狐のお面をつけてみました。
動画を見ると狐がフロアの客さんを見ているようでちょっと不気味です。
それが狙いだったので個人的には満足ですね。

 

 

NObLUEさん (tsugaya sayuri @nobtemarne)
木琴やトイピアノ、ルーパーを使ったマイクパフォーマンスのNObLUEさん。
ルーパーで繰り返される透き通った歌声はお店の雰囲気とマッチしていて最高でした。
お人形さんかわいい。
ちなみに物販でお弁当を売っていました!魯肉飯(ルーローハン)お…美味しそう…!
私は出番が真ん中だったので食べるタイミングを失いまして…くそぅ・・・次回は絶対食べるぞ!

 

MOTOMU.MIURAさん (HALBACH @HALBACH_info)
東京からいらっしゃったMIURAさん。
リハの時から仲良くたくさんお話しさせていただきました。
レーザーの装置をセッティングでばっちり見学させてもらい、貴重な体験でした。
お話とても興味深かったです。
東京の電子音楽イベントにもいくつか足を運んでいらっしゃるようで東京方面の面白い情報をたくさん頂けました。
そしてライブではビームすごい!みんな下の動画見て!絶対見て!
音と光の組み合わせ演出ってすごい!かっけぇ。

ライブ中のお客さん:

すごく良い雰囲気でライブが進んでとても演奏しやすかったです。

きっとTEHOMの場所とお客さんが暖かいムードを作っていただいたおかげですね。

ありがとうございました。

イベントで聴きに来たお客さんは多分十数名ほどいらっしゃったと思います。

終了後は話しかけてくださるお客さんもちらほら。「カッコ良かったですよ!!」

と言われて素直にうれしかったです。ありがたいです。

インスタに動画上げていいですかと聞いてくれたお兄さんすみません。

まだ動画見つけられておらず…。

もしこの記事見てたらコメント欄にでもインスタの動画のURL教えてください!

 

ライブセッティング:

私は以下のライブセッティングでライブに臨みました。

自作モジュラー群とRoland MX-1 / T-8

ライブ当日は写真を撮り忘れましてこれは別撮りの写真です。

基本はT-8のクロック出力をマスターとしてモジュラーシンセを動かします。

次にライブで活躍した自作モジュールの紹介を一部しておきます。

 

lleqpue9.hateblo.jp

FM RADIO 追風はその名のごとくFMラジオを受信できるモジュールです。

ラジオでノイズチューニングさせてホワイトノイズを生成し、VCF1 烈風のBPFを通して出力してました。

時折チューニングがマッチしてラジオ電波を受信すると音声が出力されていい感じの音源ソースになります。

 

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T-8のクロックをこのAnalog SequencerのGate inに入力して同期してます。

このシーケンサのつまみの位置や進み方を変えてパターンを形成しています。

 

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ライブに間に合うように急いで作ったVCF1-2nd 烈風弐式 +VCA +DRIVE

この1台にVCF/DRIVE/VCAの様々な機能を詰め込みました。

ライブではTrig-inに信号を入れてぴちゃぴちゃという水のような音を出していました。(多分)

 

lleqpue9.hateblo.jp

豪風 Dual VCO2は単調なVCOの波形をFMやSyncによって変調波形を作り出し独特な音を鳴らすのに役立ちました。

触り続けているとどんな波形が出ているか全く予想できなくなるのですが、まぁそれも一興ですね。

演奏振り返り:

演奏自体は問題なく大きなトラブルもなくうまく演奏できたと思います。すごいぞ自分。

ただ撮影しただいた動画を見るとケーブルを弄りながらうろうろしている自分の姿が若干カッコ悪い…。

もうすこし堂々とした演奏ができたらなと思いました。

モジュールの過不足についてはやっぱり音程をしっかりとれるDCOかQuantizerは必要だなぁと感じました。

モジュラーシンセは音程が定まっていない音楽をやるのに特化していると思うのですが、そればかりだとちょっと物足りないので。

あとはオシロスコープとか出ている波形を視覚化できると嬉しいですね。

シーケンサーユーグリッドシーケンサとかMIDI to CV/GATEとかあると便利かなぁ、作らないとなぁ。

Low Pass Gateもちょっと作り直したいし…

まだまだ作りたいものは沢山ありますが、ひとつひとつマイペースにやっていこうと思います。

余剰分はまたフリマに放出しますのでご興味がある方はぜひご購入いただけると嬉しいです。