【lleqpue9】カラフルモジュラーシンセ

自分で製作したモジュラーシンセを紹介するブログです

Clock Divider & Random CV 強風V2

1つのクロックから、より多彩なリズムと予測不能な動きを。  
強風V2は、前作「強風」のクロック分割機能にランダムCV回路を追加したアップグレード版です。
限られた単一クロックソースから、8つのGate信号と1つのCV信号を同時生成
小さな4HPに、リズムとモジュレーションの核を凝縮しました。

Clock Divider & Random CV 強風V2

モジュール紹介

  •  `CLOCK INPUT` にクロック信号を入力すると、8つの `GATE OUT` と1つの `RANDOM CV OUT` を出力します。  
  •  クロック分割回路を再設計。前作とは異なるアルゴリズムで、よりバリエーション豊かなGateパターンを生成します。  
  •  `RANDOM CV OUT` に緑LEDを搭載。出力電圧に応じて輝度が変化し、モジュレーションの「動き」を視覚的に把握できます。  
  •  高速クロック(例:VCO)を `CLOCK INPUT` に入れると、`RANDOM CV OUT` を疑似オシレーター的に使用可能。
    ランダム波形由来の独特かつ奇天烈なモジュレーションサウンドが得られます。  
  • サイズは前作「強風」と同じ4HP。ケースのレイアウトをそのまま継承できます。

名前の由来?  
強く、芯のある、けたたましい信念で活動を続けたい。…そして、設計していた日が強風だったから!今作もその勢いのままに。

強風V2のここが進化

  • 8 × `GATE OUT` + 1 × `RANDOM CV OUT` を同時生成  
  • クロック分割の挙動を改良し、前作とは異なるゲート生成アルゴリズムを搭載  
  • ランダムCV回路を新規追加(緑LEDで視認性アップ)  
  • 高速クロック入力時の“疑似ランダム・オシレーター”用途をサポート  
  • フォームファクタは前作同様(4HP / 16pin電源 / 5V必須)

旧作のClock Divider 強風の紹介については下記リンクを参照ください

 

lleqpue9.hateblo.jp

使い方のヒント

基本のセットアップ
  1.   `CLOCK INPUT` にマスタークロックを入力(0–5V)  
  2.   各 `GATE OUT` をエンベロープやドラム、シーケンサーのトリガーへ  
  3.   `RANDOM CV OUT` をフィルターやVCA、波形ミキサーのモジュレーションへ
疑似オシレーターとして
  •   VCOやハイレートLFOを `CLOCK INPUT` に接続  
  • `RANDOM CV OUT` をオーディオレート・モジュレーション源として使用   
  • 結果:粒立ちの粗いノイジーなうねり、ランダム波形特有の不規則で独特な倍音構造
  • クロックの目安  
      - リズム生成:数Hz~数十Hzあたりが扱いやすい  
      - 高すぎる/低すぎるクロックでは、ゲートが全点灯/全消灯に寄る場面があります(用途に応じて調整してください)  
      - 疑似オシレーター用途:数kHzの矩形波を入力を推奨

 


パッチ例

  • `RANDOM CV OUT` → フィルターのカットオフへ。`GATE OUT` でエンベロープを同期。  
  • `RANDOM CV OUT` → VCOのFM(軽めの深さ)で奇抜な倍音変化。  
  • `GATE OUT` を複数のドラムに割り当てて、予測不能ポリリズムを生成。  
  • `RANDOM CV OUT` → クォンタイザー → VCOの1V/Octで半ばランダムな旋律づくり。  
  • 低速クロック入力で、ドローンにゆっくりしたモーフィングを付与。  
  • クロック・ロジック(AND/OR/XOR)やシフレジと組み合わせ、より混沌と秩序の間へ。

スペック

入力 : `CLOCK INPUT`(0–5V)

出力 :`GATE OUT × 8`(0V/5V)、`RANDOM CV OUT × 1`(0–5V、緑LEDで輝度表示
電源 :16pin(5V必須)
消費電流 : +12V: 0mA / -12V: 0mA / 5V: 測定中
サイズ :4HP
同期 :入力クロックに同期 
   16ピンコネクタのGATEピンからの入力でも動作します。CLOCK INにJackを挿入することでGATEピンからの入力は解除されます。

※ ゲート分割は一般的な等分割のみではなく、前作とは異なる回路により多様性のあるパターンを生成します。

旧製品「強風」との違い(要点)

  • 出力構成:9×クロック出力 → 8×ゲート + 1×ランダムCV  
  • 分割アルゴリズム:より多様なゲートパターンへ最適化  
  • 表現力:CV出力の追加により、単一クロックから“リズム+モジュレーション”の両軸を構築可能  
  • サイズは据え置き(4HP)

強風V2で、単一クロックから「予測不能なグルーヴ」と「生きたモジュレーション」を。  
風は、さらに強く。

関連リンク

以下のフリマサイトで販売しています。
数に限りがありますので欲しい方は早く買いましょう。

jp.mercari.com

paypayfleamarket.yahoo.co.jp

www.doorzo.com

注意事項

こちらの商品はハンドメイドDIY商品です。
SMD部品は基板工場での実装となり非常に綺麗です。
その他部品のはんだのクオリティなど、ご理解頂ける方のみご購入下さい。
動作テストのみ行った新品となります。 電源ケーブルなどは付属しません。
上記を踏まえ、受取評価前でかつ初期不良以外の返品は受付けておりません。
予めご了承下さい。
電源を入れる前に電源の接続を再度ご確認ください。
当製品の使用により直接または間接的に発生した人身事故、機器の損傷、使用不能について、一切の責任を負いません。

工具箱モジュラーシンセケース 電源付き

工具箱から生まれたモジュラーケース

「その箱、工具入れ?」って聞かれたら、ニヤリと笑ってこう答えてほしい。
「いや、俺のシンセだ。」

工具箱をベースにしたモジュラーケース。
堅牢なスチールボディに、67HPのレールと電源をぶち込んだ、まさに 電子音楽職人の弁当箱。

ステージに持ち込めば「何その箱!?」と話題をさらい、スタジオに置けば「ホントに鳴るの?」と仲間に突っ込まれること間違いなし。
でも一度ケーブルを挿せば……轟音と共に全員黙る。

 

 

もう自宅の壁を埋めるな。創造性を「67HP」に凝縮し、外の世界へ持ち出せ。

「またモジュールが増えた…」

喜びと同時に押し寄せる、電源容量と設置スペースへの絶望。

壁一面を埋め尽くす愛すべきシンセサイザーは、あなたの城であり、同時に外に持ち出せない牢獄でもある。

そんなジレンマを抱える全宇宙のモジュラー沼の住人たちに告ぐ。

パッチケーブルの森から抜け出して、旅に出る時が来た。

コイツ、ただの箱じゃねえ。

現場を知ってる「兵器」だ。

このケースの出自を侮るな。

ベースは、数多の工事現場で職人たちのネジを守り抜いてきた、あのTRUSCO製スチール工具箱だ。

ガテン系の汗と涙を知る叩き上げのボディが、今度は君の繊細で高価なVCOやVCFを、ライブハウスの床や満員電車の衝撃からガッチリ守り抜く。

もはや楽器ケースではない。ポータブル・サウンド要塞だ。

 

構造としてはアクリルブラケットとアルミレールを組付けた骨組みを金属ケースの中に収納している。

ブラケットをケースから出すとこんな感じ。後述するがレールの高さはブラケットからねじを外すことで調整可能だ。



スペック

  • ケース
    • TRUSCO 山型工具箱 Y-350(ガチ工具箱)

    • 外寸サイズ:373×164×124mm(弁当箱よりはデカい)

    • 重さ:約1.7kg #アダプタ含まず(数字のわりに持ってみると軽い)

    • カラー:赤・緑・青・シルバー・OD(カラバリは順次追加。好みの色が販売されていない場合はご相談ください)

  • レール

    • 3U / 67HP(源風フロントパネル(3HP)を除くと64HP)

    • スライドナット ×30 (上下合わせて)

    • ネジ ×30個付属

    • クリアブランクパネル付属 3hp & 4hp(電源基板のインジケータ確認用)

  • 電源

    • lleqpue9製「源風」

      • 出力:16ピンコネクタ9個 

        • +12V:800mA (ケース専用にDIYキットよりも電流多めに改善 )

        • -12V:500mA

        • +5V:500mA
          源風の詳細情報については下記記事を参照

    • AC電源アダプター付属

  • クリアブランクパネル付属
    • 3HPと4HPのクリアブランクパネルを付属
      インジゲーターLEDを覗くように右側に配置を推奨
      (パネルが少し厚いのでネジが入りにくいですが根気よく回すと留まります。気になる場合は別で3x12のねじを買って使うと良いです)

  • その他の同梱物
    • 10pin-10pinのリボンケーブル
      PANEL BOARDとPOWER BOARDをつなぐケーブル


【こんな人にオススメ】

  •  小型ケースを探している人へ
    • メインケースがデカすぎて、ライブに持っていけない…」
    • 「モジュールを全部繋いだら、机の上が戦場になった…」
    • 「スタジオで作ったパッチを、そのまま持ち出したい」 そう、このケースはセカンドケースとして最適!
  • 外で手軽に演奏したい人へ
    • 公園のベンチでドローン音を鳴らしたい
    • カフェでVCOをチューニングしたい
    • 深夜の路地裏でフィルターを開きたい (ただし、近所迷惑にはご注意を)
  • ケースで目立ちたい人へ
    • 普通のケースじゃ、つまらない
    • 「工具箱からシンセが鳴るとか、最高じゃない?」
    • 「自作って言えば、友達にマウント取れる」
      その通り、これはDIYの究極形態です。
  • 初めてのモジュラーを考えている人へ
    • 67HPは「モジュラー始めました」にちょうどいいサイズ
    • 電源が付属しているのですぐ使える
    • 持ち運べるから、先輩の家で教えを請うのも容易 これが、沼への第一歩
  • 忙しい人へ
    • セッティング時間を気にする主催者も安心
    • 工具箱から音が出る意外性でお客さんの心を掴める
    • 終演後は、さっとフタを閉めてクールに退場 ステージ映えは保証付きです。
  • 【番外編:意外なオススメユーザー】
    • 音楽をやらない配偶者への説明が楽です (「仕事用の工具箱」と言い張れます)
    • 実家の押入れに隠せます (「昔の工具箱」として)
    • 電車での移動も怪しまれません (工事現場帰りを装えます)

モジュールの奥行きとフタ問題 

ケースの中で一番気になるのが「Depth(奥行き)」。
どこまで深いモジュールが入るのか、そしてフタを閉じたときにどうなるのか。ここを実測してみた。

  • ケース底面 → レール上端
    バスボードがない部分は約64mm。
    → 深めのアナログVCOやフィルターも安心。

  • バスボード直上 → コネクタからレール上面まで
    ここは約46mm。
    → この数字を見れば、自分のモジュールが刺さるかどうかが一目瞭然。奥行きシビアなデジタル系はここが勝負。

  • フタの高さ(内寸)
    一番高いところで約35mm。
    → パッチケーブルを挿したまま閉じられるかどうか、ここで判断できる。
    → ちなみに短いケーブルならギリいける場合もアリ。

  • レール取付位置は3段(デフォルト=中段)
    ブラケットのねじを取り外し、レール固定の位置を変更することでレールの高さを変更が可能。

    • 上段に変更:中段より15mmレールが上昇する。底側の奥行きが増える(深いモジュールが載りやすい)/フタ側の余裕は減る
    • 下段に変更:中段より15mmレールが下降する。フタ側の余裕が増える(パッチしたまま閉めやすい)/底側の奥行きは減る
    • 中段:バランス重視。上記寸法はすべて中段で測定
  • レイアウトのコツ
    • 深いモジュールは「バスボードが無いゾーン」へ、浅いモジュールを「バスボード直上」へ配置
    • 最終固定前に「仮組み→フタ閉めテスト→本締め」を推奨
  • 注意事項
    • 個体差やケーブル径・プラグ形状で実効クリアランスは変動します
    • レール位置変更はモジュールを外し、各レール3カ所のネジで付け替え可能
    • 迷ったらモジュールのDepth表記と上記寸法を突き合わせ、余裕を持って計画してください

今回の寸法はすべて「中段取付」で測定したもの。だから、環境に合わせてセッティングすればまだ余地アリってこと。

 

次のライブで、ギグバッグの隣にこの無骨な鉄の箱を置く自分を想像してみてほしい。
蓋を開けた瞬間に放たれる圧倒的な存在感と、そこから鳴り響くサウンドの力強さ。

このケースは単なる道具じゃない。
君の音楽を未知の次元へと導く、最高の相棒だ。

さあ、このポータブル・サウンド要塞を手に入れて、まだ見ぬステージへ旅立とう

 

関連リンク

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モジュラーシンセ電源基板使用上の注意

誤った組み立てや使用は、接続されたモジュールの破損、焼損、発煙、発火、感電などの重大な事故につながる可能性があります。

本製品の使用は、全て製作者自身の責任で行ってください。 
当方は、本製品の組み立て、使用に起因するいかなる損害、事故、事件、怪我、損失について一切の責任を負いません。

本製品をご購入いただく前に、必ず以下の内容をご理解、ご承諾の上、自己責任にてご使用ください。

  • 本製品を分解したり、改造したりしないこと。
  • 本製品を本来の用途以外に使用しないこと。
  • 本製品は、常に安全に配慮して使用すること。

上記をご理解、ご承諾いただけない場合は、本製品のご購入、ご使用をお控えください。

本製品をご購入いただいた時点で、お客様はこれらの内容に同意したものとみなされます。

電源使用中はPOWER BOARDの各部品が発熱する場合があります。通電中は手で触れたり、衝撃を与えないでください。
使用する電源アダプターは同梱するアダプターのみ使用可能です。その他のアダプターを使用した場合は動作に異常を起こす可能性があります。

【Patching For Modular 2025 出展レポート】

先日開催されたモジュラーシンセ界のビッグイベント「Patching For Modular 2025(通称P4M2025)」に、lleqpue9として出展してきました!
この記事では、モジュラーに魅せられた筆者だからこそ体験できた、ブース出展当日のリアルな模様をレポートします。

※なお、他メーカーさまの詳しいご紹介は今回ほとんどできないことをご了承下さい。
なぜなら……うれしい悲鳴ですが、お客さまが途切れず自分のブースに張り付きっぱなしだったからなのです!

(※他ブース情報は末尾のリンクをご覧くださいね)

 

2025年9月5日 Patching for Modularのダイジェスト動画が公開されました!

lleqpue9は2:40頃に映っています!

youtu.be

会場入りまでのドタバタ旅

快晴の夏、テンション高く出発した私。しかし、いきなりトラブル発生。
バスが遅れ、新幹線エレベーターを間違え、予定より2本遅れで都内入り……。

日頃「のぞみ」が停まらない地方民の悲哀も味わいつつ、ひたすら待つこと小一時間。

それでも、車窓からの絶景――富士山が見えたら、すべてがチャラになるのが不思議

富士山が異様にきれいだった。これだけで1パッチぶんテンション上がる。

品川で急ぎ山手線に乗り換え、渋谷CIRCUSへ。新南口から徒歩3分ほどで会場到着!

lleqpue9ブース、設営から本番スタート!

主催・SAKANAさんにご挨拶。
僕のlleqpue9ブースはB1F、しかもステージ右手最前というナイスポジション。
事前に聞いていたよりちょっと広く感じ、モジュラーやチラシ、そして注目アイテムの設営がはかどります。

おとなりのstudioKATさんともエール交換しつつ、汗だくで準備完了!

同じく静岡参戦のHAGIWOさんとも挨拶を交わしつつ開場を待ちます。

開場14時——最初こそ人はまばらだったものの、気づけばB1Fも大盛況。
各ブースどこも人だかりが絶えず、バーカウンターに行くのを諦めるほどの賑わいでした!

lleqpue9ブース

lleqpue9ブースの今回の目玉は、6製品の展示・販売、そして「風」ブランクパネルの無料配布!

この日の出展製品6製品

出展製品は下記の6機種!

特にRADIO 追風やSimple Poly DCO 雨風、VCF1-2nd Edition 烈風弐式は多くのお客様に関心を持ってもらいました!

 

lleqpue9.hateblo.jp

 

lleqpue9.hateblo.jp

 

lleqpue9.hateblo.jp

 

lleqpue9.hateblo.jp

 

lleqpue9.hateblo.jp

 

lleqpue9.hateblo.jp

 

「風」ブランクパネル無料配布、その理由

実は、モジュール販売と同じくらい、このパネルを届けたかったんです。

モジュラー未体験の方にも気軽に手に取ってもらえる、導入きっかけになればとの想いから無料配布を決めた。

「まだモジュラー持ってないんですけど…」という方も多く、
「じゃあこのブランクパネルから始めてみません?」と声をかけまくる。

もはやパネルで釣る人情モジュラー商法状態(笑)。

SNS(X/Instagram)でのフォローや投稿もたくさんいただき、#lleqpue9 #P4M2025 のハッシュタグであふれる写真の数々に感無量です!

本当にありがとうございました!

https://x.com/com4jai/status/1946932801892491354

メーカーDemo&ショーケースの熱気

Signs Modular / centrevillage/ Sdkc Instruments / Hikari Instruments
錚々たる顔ぶれ。

でも正直…うちのブースも人が途切れなくて、
あんまりちゃんと見られなかった!くやしい!

デモの様子がXに上がっていますのでご紹介!

 

Z_Hyperさん×Karchさんの「SHOW ME YOUR MIND」パフォーマンスは、
ゼロパッチ解説と、その場で生まれる音のグルーヴに皆が釘付け。
日ごろSNSで見る憧れの手さばきを間近に体感できた、この贅沢はリアルイベントならでは。

 

www.instagram.com

 プレゼントタイムでlleqpue9モジュールも…!

続くプレゼント抽選会も、盛り上がりは最高潮!
lleqpue9からもモジュールを提供。
人ごみの向こう、嬉しそうに手にしてくれた方の笑顔を思い浮かべつつ、「ぜひガンガン使い倒して音作り楽しんで」と心の中でエール。

クライマックスはライブ演奏

イベント後半は照明が落とされ、フロア全体が“音楽空間”に変貌!
出演はFoW -Friends of Wires-さんOzouniさんHATAKENさん
圧巻のリアルパフォーマンス。
スピーカーから叩きつけられる音、鳴り響くソニックウェーブに完全ノックアウト!!

www.youtube.com

終演、そして帰路

日帰り弾丸ツアーのため、泣く泣く興奮冷めやらぬまま撤収開始。
その時、SAKANAさんから「Tシャツ買った?」と声をかけられ…ハッ!忘れてた!

ギリギリでP4M限定Tシャツを購入し、渋谷駅へ全力移動。
新幹線に飛び乗り、モジュラーだらけの1日が終了。

 

ヘトヘトで帰宅したあと、SNSでアフターパーティの様子を眺めつつ、お客さまとリアルに交流できた感動を噛みしめて眠りにつきました。

言葉で語るよりこの空気、ぜひ現場で味わってほしい……!

【まとめ】交流こそが"音"を生む原動力!

P4M2025、最高に熱く濃い一日でした――
ご来場の方、関係者・出演者の皆様、主催CIRCUSやSAKANAさん、Ozouniさん、本当にありがとうございました!

たくさんの人と交流できたことで、
これからのモジュール制作のパワーをしっかりチャージできました!

また次回のイベントで、どこかで会えたら最高です。

次回も、現場で会いましょう!

P4M2025の他の方のレポート

他ブースや全体の様子レポは他の方がまとめて下さっています!

以下のリンクよりどうぞ!

icon.jp

note.com

(↓2025年8月29日に追記)

www.gizmodo.jp

lleqpue9 全モジュールカタログ - Our Module Lineup

このページは、私が製作・販売しているlleqpue9の全モジュールラインナップです。
一つ一つのモジュールに込めた思想やこだわりを感じていただければ幸いです。

最新モジュールの情報も随時更新していきますので、ぜひチェックしてください。

Eurorackの世界にカラフルなパネルを加え彩(いろどり)のあるモジュラーシンセを
ガレージメイカーよりガレージメイカーらしく
そんな思いからlleqpue9は生まれました。

  • OSC(VCO)
    • VCO1 疾風(SHIPPU)
    • Dual VCO2 豪風(GOFU)
    • Simple Poly DCO 雨風(AMAKAZE)
    • LFO1 秋風(AKIKAZE)
  • Filter(VCF)
    • VCF1 烈風(REPPU)
    • VCF1 2nd Edition +VCA +DRIVE 烈風弐式(REPPU NISHIKI)
    • VCF4 +Auto Gain Control +VCA 閃風(SENPU)
    • LPG1 影風(KAGEKAZE)
    • Passive LPG2 春風(HARUKAZE)
  • Amplifer(VCA)
    • VCA1 旋風(SENPU)
  • Sequencer
    • Analog Sequencer  隼風(HAYAKAZE)
  • Effect
    • ECHO-DELAY 風月(FUGETSU)
    • Wavefolder & Ringmod 風浪(FURO)
  • Drums
    • KICK1 風脚(FUKYAKU)
  • Utility
    • Duo ADSR 風軌(FUKI)
    • Clock Divider 強風(KYOUFU)
    • Clock Divider & Random CV  強風V2(KYOUFU V2)
    • VCS Sample&Hold 風采(FUUSAI)
    • R.A.D.I.O 追風(OIKAZE)
    • POWER SUUPPLY(DIY)源風(GENFU)
  • Tools
    • Passive Multiple 無風(MUFU)
    • Buffer/Inverter Multiple 虚風(UROKAZE)
    • Headphones Amp 風聴(FUCHO)
    • Gate to Trigger 微風(SOYOKAZE)
    • Passive Box 空風 (KARAKAZE)
  • Others
    • Toolbox Modular Case 工具箱ユーロラックケース
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KICK1 風脚の製品紹介

【新製品】Kick1 風脚:轟くアナログキックに、鋭利な金属ノイズを刻み込め!

モジュラーシンセファンの皆様、そして新たなサウンドを追求するクリエイターの皆様、お待たせいたしました!
この度lleqpue9から、斬新なアナログキックドラムモジュール「Kick1 風脚(ふうきゃく)」が誕生しました!

「Kick1 風脚」は、伝統的なアナログ回路による温かく太いキックサウンドを土台としながらも、他に類を見ないMETALツマミによって、あなたのビートに革命的なエッジをもたらします。

KICK1 風脚

youtu.be  /  Voice By ondoku3.com

「Kick1 風脚」とは? - アナログキックの新たな可能性

「Kick1 風脚」は、純粋なアナログ回路によって生み出される、パワフルで存在感のあるキックドラムサウンドを提供します。
しかしその真髄は、一般的なキックモジュールには見られないMETALツマミにあります。
このツマミを回せば、キックサウンドに独特の「ジュンジュン」というノイズ(!?)が付加され、単なる「キック」という枠を超えた、鋭く尖った衝撃音や、インダストリアルなテクスチャー、破壊的なサウンドエフェクトまで、自由自在にクリエイト可能です。

もちろん、METAL量をゼロにすれば、クラシックで深みのあるアナログキックとしても、そのポテンシャルを十分に発揮します。
一台で、王道のキックから実験的なサウンドまで、幅広い音作りを実現するのが「Kick1 風脚」です。

各部名称と機能 - 直感操作でサウンドをデザイン

「Kick1 風脚」の操作子は、直感的でありながらも、細やかな音作りを可能にするために配置されています。

DECAY ツマミ: キックサウンドのディケイ(余韻の長さ)をコントロールします。
左に回すほどタイトで短い発音、右に回すほど長く重厚な発音時間となります。
ビートのグルーヴに合わせて、最適な長さを設定してください。

DRIVE ツマミ: ドライブ(歪み)量を調整し、サウンドに厚みと迫力を加えます。
最小ではクリーンなキック、上げていくとサチュレーションからディストーションまで、アグレッシブな質感を求める際に最適です。

PITCH ツマミ: キックサウンドのピッチを調整します。
ピッチ調整をすることで重低音のキックサウンドから中音域のタム音域まで発音をカバーします。

METAL ツマミ: 「Kick1 風脚」の心臓部!キックサウンドに特徴的な歪んだジュンジュンノイズを付加します。
最小でMETAL量ゼロとなり、上げていくほどにノイズが強調され、キックのキャラクターが劇的に変化します。
インダストリアル、ノイズミュージック、あるいは全く新しいパーカッシブサウンドの創造に。

TONE ツマミ: キックサウンド全体の音色キャラクター(明るさ・暗さ)を調整します。
アタック感の調整や、他の音との馴染み具合をコントロールするのに役立ちます。

TUNE DEPTH ツマミ: キックサウンドのアタック部分におけるピッチエンベロープの深さ、または音色の変化度合いを調整します。
ドン」というアタック感を強調したり、より複雑な倍音構成、あるいは「ビュン」といったピッチスイープ効果を作り出すことができます。

CVコントロールと入出力 - システムとの連携も万全

モジュラーシンセの醍醐味である外部コントロールにも対応しています。

TUNE 端子 (CV IN): 外部CV(+2V~+9V程度に対応)でキックの音程をモジュレーションできます。
シーケンサーと組み合わせることで、メロディックなキックラインやパーカッショントーンを生み出せます。

ACCENT 端子 (CV IN): 外部CV(+2V~+9V程度に対応)でアクセントの強弱をコントロール
ダイナミックなリズム表現に不可欠です。エンベロープLFOからのCVで、より有機的なグルーヴを。

GATE IN 端子: トリガーまたはゲート信号を入力し、キックを発音させます。
シーケンサーやクロックディバイダーなど、様々なモジュールからの信号でドライブしてください。

OUTPUT 端子: パワフルなキックサウンドを出力します。ミキサーやエフェクターへ接続し、さらなる音作りの旅へ。

「Kick1 風脚」で広がるサウンドスケープ

「Kick1 風脚」の推奨パッチ例をご紹介します。

1)ベーシック4つ打ち
 – GATE INにクロックGATE → DECAY中程度 → DRIVE控え目 → METAL最小
テクノ、インダストリアル、EBMなどのジャンルで、より硬質で攻撃的なキックを求める方

2)メタル・キック
 – DRIVEを大きく → METAL最大 → TONEを中高域寄り → TUNE DEPTH深め
エクスペリメンタルミュージックで、既存の音に飽き足らず、新たなパーカッションサウンドを探求する方

3)ピッチモジュレーション・キック
 – TUNE端子に短いAD/AR → PITCHツマミで低め → DECAY短め → DRIVEやや強め

ライブパフォーマンスで、フロアを揺るがす強烈なキックと、意表を突くサウンドエフェクトを使い分けたい方

まとめ

「Kick1 風脚」は、伝統と革新が融合したアナログキックドラムモジュールです。そのサウンドは、あなたのトラックに確かな存在感と、これまでにない刺激的なアクセントを加えることでしょう。

ぜひ、この「Kick1 風脚」で、あなただけのオリジナルビートを創造し、フロアを、そしてリスナーの鼓膜を震わせてください!

製品スペック 

消費電流(参考):+12V : ???mA / -12V : ???mA 5V :0mA

サイズ:9hp

関連リンク

modulargrid.net

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Passive LPG2 春風

自作モジュラーシンセ Passive LPG「春風」製品紹介

モジュラーシンセ愛好家の皆さん、こんにちは!自作モジュラーシンセの世界へようこそ。今回は、電源不要で温かみのあるサウンドが魅力的なPassive LPGモジュール「春風(はるかぜ)」をご紹介します。

春風 - 電源いらずのパッシブLPG

「春風」の最大の特徴は、その名の通り Passive LPG(ローパスゲート) であること。つまり、電源が不要 なのです!電源ケーブルの取り回しに悩むことなく、手軽にモジュラーシンセのサウンドを拡張できます。

バクトロールが生み出す味わいのある温かいアナログサウンド

「春風」のサウンドの中核を担うのは、バクトロールを使用したLPG回路 です。バクトロール特有の反応速度と特性が、暖かく、そしてどこか懐かしいフィルターサウンドを生み出します。デジタルでは再現できない、アナログならではの温もりをあなたのモジュラーシンセにもたらしてくれるでしょう。

サウンドデモは下記の動画をご覧ください

シンプルながら多彩なコントロール

「春風」の操作は非常にシンプル。

  • 入力端子:
    • Audio-in:オーディオ入力端子
    • CV-IN:コントロール電圧入力端子
    • OUTPUT:出力端子
  • ツマミ:
    • Cutoff:LPGのカットオフ周波数を調整します。
    • CV-Value:CV入力信号に対するLPGの反応度合いを調整します。
  • Cutoff-L/Hスイッチ:
    • このスイッチによって、LPGのカットオフのかかり具合を変化させることができます。高音域を残しながら発音できる 新たなLPGサウンドが得られます。従来のLPGでは難しかった、繊細な音色変化を表現可能にしました。

コンパクト設計でシステムに組み込みやすい

「春風」は 3HP というコンパクトサイズを実現しました。限られたスペースのモジュラーシンセシステムにも、無理なく組み込むことができます。

製品仕様

  • タイプ: Passive LPG (ローパスゲート)
  • 電源: 不要
  • サイズ: 3HP
  • 入力端子: Audio-in, CV-IN
  • 出力端子: OUTPUT
  • コントロール: Cutoff, CV-Value, Cutoff-L/H スイッチ

春風であなたのモジュラーシンセを彩ろう

電源不要で手軽に導入でき、温かみのあるサウンドが魅力のPassive LPGモジュール「春風」。あなたのモジュラーシンセシステムに新たな風を吹き込んでみませんか?ぜひ一度、そのサウンドを体験してみてください!

関連リンク

modulargrid.net

以下のフリマサイトで販売しています。
数に限りがありますので欲しい方は早く買いましょう。

jp.mercari.com

paypayfleamarket.yahoo.co.jp

www.doorzo.com

注意事項

こちらの商品はハンドメイドDIY商品です。
SMD部品は基板工場での実装となり非常に綺麗です。
その他部品のはんだのクオリティなど、ご理解頂ける方のみご購入下さい。
動作テストのみ行った新品となります。 電源ケーブルなどは付属しません。
上記を踏まえ、受取評価前でかつ初期不良以外の返品は受付けておりません。
予めご了承下さい。
電源を入れる前に電源の接続を再度ご確認ください。
当製品の使用により直接または間接的に発生した人身事故、機器の損傷、使用不能について、一切の責任を負いません。

Buffer / Inverter Multiple 虚風の紹介

モジュール紹介

こんにちは。絶賛5月病の時期ですが如何お過ごしでしょうか。
今回はBuffer / Inverter Multiple 虚風をご紹介します。

Passive Multipleはすでに自作していましたがバッファーされたマルチプルも欲しいなと思い今回作成しました。

Passive Multiple 無風については下記の記事をご覧ください

lleqpue9.hateblo.jp

バッファー回路は2回路搭載しており、そのうち1回路はバッファードマルチプルとインバーターを切り替え可能です。
切り替えはスイッチによって切り替えできます。
スイッチ切り替え時に出力にノイズが乗ることがあります。ご注意ください。

Buffer / Inverter Multiple 虚風

  

Buffer/Inverter SW:​
BufferとInverterを切り替えるSW

Buffer/Inverter Input-A:​
CVを入力する端子

Buffer/Inverter output A:​
CVを出力する端子。​
Buffer/Inverter SWの位置に応じて出力がBufferかInverterそれぞれに変化する。

Buffer/Inverter Input-B:
CVを入力する端子

Buffer output B:
CVを出力する端子。こちらの出力はBuffer固定。

 

パッシブマルチプルとバッファードマルチプルはどちらも1つの入力を複数の出力に分配する機能があります。
パッシブとバッファー(アクティブ)の違いは間に電気回路が介在するかどうかになります。
パッシブマルチプルは電気的に結線されているだけで電気回路は間に存在しておらず接続先の負荷によっては電圧にずれが生じる場合があります。

一方バッファー(アクティブ)マルチプルはバッファー電気回路によって電気的にドライブされた電圧を分配するので出力電圧のずれを最小限にできる優位性があります。

用途としてはピッチCVなど電圧のずれを少なくしてマルチプルしたい場合はバッファー(アクティブ)マルチプルを使うのが良いと思います。

ちなみにINPUTが未接続の状態だとOUTPUTの電圧が安定しません。
使用する際はINPUTにJACKを接続し何かしらの電圧を入力して使用ください。

バッファードのマルチプルも欲しいな~と思ったので自作してみましたがなかなか良さげです。

製品スペック

  • 入力端子
    Buffer/Inverter input , Buffer-input ​
  • 出力端子
    Buffer/Inverter output x3 , Buffer-output x3 ​
  • スイッチ
    Buffer/Inverter SW

消費電流(参考):+12V : 10mA/ -12V : 10mA 5V :0mA

4hp

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予めご了承下さい。
電源を入れる前に電源の接続を再度ご確認ください。
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モジュラーシンセ電源DIYキット POWER SUPPLY 源風

ユーロラック電源自作キット

モジュラーシンセの世界へ足を踏み入れる際、多くの方が最初に直面するのが「ケースと電源」という関門です。

市販のユーロラック用ケース&電源セットは2万円から10万円程度。

音作りの心臓部であるオシレーターやフィルターに投資したい気持ちを押さえつつ、電源にも予算を割かなければならない現実…。

シンセ愛好家なら誰もが経験するジレンマですよね。

そんな悩みを解決すべく、今回は予算を抑えながらも信頼性の高いユーロラック電源モジュールのDIYに挑戦してみました

電子工作の面白さと、財布に優しい解決策、一石二鳥で楽しめる方法をご紹介します!

 

さて、私が自作した電源モジュールは下記になります。
基板はスイッチの基板(SW BOARD)と電源の基板(POWER BOARD)の2つに分かれており間を10ピンのリボンケーブルで接続します。

電源をいれるとこんな感じ。

FRONT PANELには電源を入れるとぼんやり光るLEDが搭載。

DC-JACKの挿入には抜け防止のために勘合力の強い部品を採用しています。
挿抜する際にはゆっくりしっかり行ってください。

また電源モジュールにGATEとCVとつながるジャックを取り付けることで16pinモジュールでつながるGATE,CVモジュールに信号を取り出したり入力できたりします。

CVとGATEは16ピンコネクタのCV,GATEと電気的に導通しているだけで抵抗や回路は介在していません。

POWER BOARDには電源アダプタの通電を知らせる白色LEDのほかに
+12V , -12V +5Vの各電源ラインにインジゲーターLEDを搭載しています。

 

電源スペック

コネクタ数:9
出力電流
+12V:500mA
-12V:500mA
+5V:500mA
サイズ:
POWER BOARD 200 x 35 x 25[mm]
FRONT PANEL + SW BOARD 4hp3hp(内容に誤りがあり修正しました)

DIYキット内容物一覧

POWER BOARD(コネクタが多く載っている基板)
FRONT PANEL(源風と書かれた黒いパネル)
SW BOARD(スイッチやLED、JACK、コネクタを実装する基板)

10pin-10pinリボンケーブル (100[mm])

粘着シール付きPCBスペーサー 8個

16pinボックスコネクタ 9個


電源アダプター センタープラス+15V 5.5x2.5[mm]

電源アダプタには付属の変換ジャックを使用してください。

PCBスペーサーの裏側には粘着シールがついており、ケースに貼り付けて固定できます。

 

必要な工具

はんだ
はんだごて
ラジオペンチ
テスター(マルチメーター)

オススメの工具に関しては下記の記事が参考になります。

lleqpue9.hateblo.jp

組み立て

今回は電源という性質上ボックスコネクタを多くはんだ付けする必要がある為、DIYキットという形で提供しています。
ただし組み立てといってもほとんど出来上がった状態で提供しております。
POWER BOARDの16ピンのボックスコネクタをはんだ付けをすれば完成です!
コネクタの向きを間違えると電源モジュールのみならず接続されるほかのモジュールの破損につながる可能性があるので十分注意してください。


POWER BOARDとSW BOARDを10pin-10pinのリボンケーブルで接続することで完成です。
付属の電源アダプターをSW BOARDのDC JACKに接続し、ご使用ください。

付属の10pin-10pinリボンケーブルを介してSW BOARD/POWER BOARDと別のモジュラーシンセを直接接続しないでください
破損の原因になります。

 

POWER BOARDにはPCBスペーサーを挿入固定する穴があります。
そちらにスペーサーを挿入し、スペーサーの両面テープを剥がしケースに貼り付けて固定してください。
スペーサーの穴が少しきついので、ラジオペンチなどで先端を摘まんで挿入するとやりやすいです。

使用に関して

使用する前には必ずテスターなどで各電源ラインの電圧が規定の電圧値であること安定していることを確認し、異常なショート箇所が無いことを確認してください。
濡れた手で触ったり、電源基板部分に触れるようなことはおやめください。
全てのLEDが正常に点灯していることを確認し過大負荷を避けてご使用ください。
万が一、1か所でもLEDが消灯している場合は直ちに使用を中止してください。

実際の電圧値は以下の通りです。
+12Vの電源は+12.65[V]程度

-12Vの電源は-12.03[V]程度

+5Vの電源は+5.01[V]程度

+12V,-12V,+5Vの各電源について過電流保護検出とリセッタブルヒューズを搭載しております。
電源スペックを超える電流値を検出すると対象の電源の供給をストップし接続先モジュールの破壊を防ぎます。
ただしはんだ付けミスなどによる異なる電源ライン同士のショートに対しては保護が働かない場合がありますのでご注意ください。
特に+12Vと+5V電源の異常ショートが起こった場合+5Vラインに一時的に+12Vが印加される場合がありますのではんだ付けミスによるショートについては十二分にご注意をお願いいたします。

使用するケースについて

サイズ、電源容量の具合から小型モジュラーケースに最適な電源だと思います。
電源が無い小型ケースで42hp以上のサイズにマッチします。
電源基板が200mmなのでそれ以上の長さのケースが必要です。
代表的な電源無しケースをいくつかご紹介します。

github.com

takazudomodular.com

SinuSoda Empty Can (DIY/Unassembled)clockfacemodular.com

ちなみに私も1000円で作るDIYモジュラーシンセケースを過去にご紹介しました。
こちらにもお使いいただけます。

lleqpue9.hateblo.jp

関連リンク

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上記を踏まえ、受取評価前でかつ初期不良以外の返品は受付けておりません。
予めご了承下さい。
電源を入れる前に電源の接続を再度ご確認ください。
当製品の使用により直接または間接的に発生した人身事故、機器の損傷、使用不能について、一切の責任を負いません。

 

モジュラーシンセ電源基板DIYキット 使用上の注意

本製品は、モジュラーシンセの電源基板を自作するためのDIYキットです。

本キットは電子工作、モジュラーシンセのキット製作の経験者向けのキットです。 

電子工作、はんだづけを始めてやるという方にはオススメできませんのご注意ください。

誤った組み立てや使用は、接続されたモジュールの破損、焼損、発煙、発火、感電などの重大な事故につながる可能性があります。

本製品の使用は、全て製作者自身の責任で行ってください。 
当方は、本製品の組み立て、使用に起因するいかなる損害、事故、事件、怪我、損失について一切の責任を負いません。

本製品をご購入いただく前に、必ず以下の内容をご理解、ご承諾の上、自己責任にてご使用ください。

  • 本製品を分解したり、改造したりしないこと。
  • 本製品を本来の用途以外に使用しないこと。
  • 本製品は、常に安全に配慮して使用すること。

上記をご理解、ご承諾いただけない場合は、本製品のご購入、ご使用をお控えください。

本製品をご購入いただいた時点で、お客様はこれらの内容に同意したものとみなされます。

電源使用中はPOWER BOARDの各部品が発熱する場合があります。通電中は手で触れたり、衝撃を与えないでください。
使用する電源アダプターは同梱するアダプターのみ使用可能です。その他のアダプターを使用した場合は動作に異常を起こす可能性があります。

モジュラーシンセ自作DIYのレックがオススメする工具紹介

今日は電子工作に役立つ工具やツールについてご紹介していきます。

どのツールも私が実際に使っているものなので電子工作やDIYを始めようとしている方の参考になると嬉しいです。

 

それでは早速ご紹介していきます。

はんだごて

電子工作といえばコレ!はんだごてです。
ホームセンターなどでも売っていますね。
私はダイヤルで温度制御が可能な下記の小手を使っています。
小手先が交換可能なものを選ぶのが良いと思います。

こて台

はんだごては高温になる工具なので耐熱性に優れた置き場所が必要です。
こて台がアツアツのはんだごてを安定して置くことができます。
下に小手先クリーナーが設置されています。
クリーナーはワイヤータイプとスポンジタイプがあります。
こちらはワイヤータイプです。
ワイヤータイプは金属製のワイヤーに小手先をぐりぐりと擦り付けることで小手先の不要なはんだくずを取り除くことができます。
取り除いたはんだくずはクリーナーの底部に溜まります。
スポンジタイプに比べて手間が少なくはんだくずが削除できますが小手先に微妙にはんだが残ります。

スポンジタイプの小手先クリーナーが付いたこて台は下記です。
スポンジタイプは金属製の皿の中にスポンジが配置されており、ここに水を少量垂らして湿らせます。
湿らせたスポンジにアツアツの小手先をつけ「ジュッ」という音がしてはんだくずを拭き取ります。
ワイヤータイプに比べてはんだくずが溜まりやすく、また水分が必要なため少々手間ですがスポンジで小手先を拭き取ることで、比較的しっかりはんだくずを拭き取ることができます。
ただしスポンジの水分によって小手先の温度が急激に下がるため小手先が消耗しやすいです。
電子工作においてはどちらを使っても問題ないと思います。好きなほうを選びましょう。

こて先

はんだ付けの命といえる部分がこの「こて先」です。
はんだごてに付属しているデフォルトの小手先では先端が細いため大きな部品のはんだ付けには向いていません。
先端が円柱を斜めに切った竹やり状の小手先は先端の面積が大きく、電子工作のはんだ付けをする作業効率がぐっと上がるのでオススメです。

同じ形状で先端が小さいものも併せてご紹介します。
こちらはチップ部品などの小さい部品をはんだ付けするのに重宝します。

フラックス

最近の電子部品はすべて小型のため安定したはんだ付けを実施するにはフラックスが必須です。
フラックスがあることではんだ付けの作業効率と安定性が抜群に向上します。
ただし塗りすぎるとフラックスの残渣によりはんだ付け箇所が汚くなる場合があるので注意が必要です。

はんだ

はんだ付けのもう一つの主役は「はんだ」です。巻きはんだやはんだ線と呼ばれるものです。
これも各種メーカーが出していますがやっぱりオススメはHAKKOのはんだだと思います。
はんだごてメーカーが出しているはんだがやっぱり安心ですよね。

もう一つ個人的におすすめなのがHOZANのはんだです。
HOZANは後述するピンセットのメーカーでこちも安心の品質です。
濡れ性が良くはんだ付けがしやすいです。私はHOZANのほうを使ってます。

はんだ吸い取り線

はんだ付けをミスった時のリカバリー工具として吸い取り線があります。
はんだ付けの部分の上に吸い取り線を載せて上からはんだごてで押さえることで余分なはんだを吸い取ることができます。
ただし温めすぎて電子基板のランド(はんだ付けする部分)が剥がれ落ちることもあり諸刃の剣です…。

ピンセット

たかがピンセット、されどピンセット。
「100均のピンセットと何が違うねん」と言われそうですがチップ部品をつまんだり、ワイヤー線をつかんだりで色々と使います。
HOZANのピンセットは丈夫で先端が曲がったり
ばね部分がヘタってしまうことも少ないので物持ちが良いです!
個人的にはピンセットはHOZAN一択ですね!

耐熱マット

はんだ付け作業の際に集中するあまり、机を焦がしてアチアチ・・・なーんてことがあります。
耐熱マット状でははんだもはんだごても安心して使えますので是非準備しましょう。
はんだくずをまとめて捨てることができるので作業スペースの整理整頓にもつながります。

マルチクランプ

マルチクランプははんだ付けする際に部品を固定することで安定してはんだ付けできます。
ボリュームやワイヤーなどは固定しづらくてはんだ付けがちょいと面倒なので、こちらを使うとササっとできて便利です。

簡易オシロスコープ

簡易的なオシロスコープがあると波形の確認に便利ですね!
本格的なデジタルオシロは数万円しますがハンディタイプの簡易オシロスコープなら数千円で購入可能です。
こちらはバッテリータイプのオシロスコープでシグナルジェネレーターとしても使える便利品です。
USB-Cで充電可能ですので取り回しもしやすいです。

また下記のRCA変換ジャックとRCAケーブルを組み合わせることでモジュラーシンセの出力を直接オシロで波形観測できます。
チャンネル1chだけですがユーロラックタイプのオシロスコープKORG NTS-2などの代用品として安価にそろえるならこちらもアリだと思います!

私が使用している実際の画像はコチラです。それぞれの部品をバラバラにおいています。

まずオシロスコープに付属のBNCアタッチメントを取り付けます。

BNC-RCA変換のプラグを接続します。

RCA-ステレオミニプラグケーブルを接続します

ミニプラグをモジュラーシンセの出力端子などに接続することで直接波形を観測できます!

テスター

電子工作といえばやっぱり必須のテスター。
しかしご紹介するのは下のような一般的な四角いテスターではありません。

私がおすすめするのはペン型のテスターです!
ペン型のほうが電極の取り回しがしやすく省スペースなんですよね!
四角いテスターだと両手で赤と黒の電極をもって、基板に当てて、液晶の表示を読むときに手元と液晶が離れているので使いずらいんです。
しかしペン型だとペン部分に表示があるので視線の移動が最小限に抑えられ、測定効率がアップします。
また計測もすべてAUTOで測定するので抵抗でも電流でも電圧でも自動で切り替わってくれるので便利です。(これが測定項目を固定できないので便利じゃない時もあるんですが…)

ソケットレンチ、ラチェット

ソケットレンチは六角ナットやねじを締める際に使用する工具です。
可変抵抗ボリュームを固定する際に使う六角ナットを締める際にこう言った工具があると便利ですね。

ニッパ、ラジオペンチなど

あとは定番のニッパ、ラジオペンチ、ドライバーなどですね。
これらは特にこだわりが無ければ好きなものを準備ですればいいと思います。

 

いかがでしたでしょうか?
いつも自作モジュラーシンセに関する記事ばかりだったのでたまには毛色の違った記事を書いてみました。
これから電子工作や自作DIYを初めてみる方への一助になれば幸いです。

lleqpue9 モジュラーシンセのグッズ販売始めました!

lleqpue9のグッズ販売を始めました!

SUZURIでlleqpue9のモジュラーシンセに関するグッズ販売を始めました!

いやー作ってみると結構楽しいですね。

モジュラーシンセのパネルデザインをそのままTシャツにしたのは結構新しいのではないでしょうか?

 

一部商品をご紹介します!

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下記リンクから購入できます。順次シリーズを追加予定です!

追加してほしいモジュールやグッズなどありましたらコメントくださいね!

 

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