螺旋風(RASENPU) ―― VCAという名を借りた、音を破壊し、再構築する4つの渦。
「VCAなんて何個あっても足りない。」
モジュラーシンセを使い込んでいる人ほど、この言葉に頷くでしょう。
でも、本当に欲しかったのは、ただ音量を制御するだけのVCAでしょうか?
もしVCAが、リングモジュレーターになり、CVミキサーになり、ウェーブフォルダーになり、サブオクターブジェネレーターになり、さらにそれらが最初から内部結線されていたら。
そんな"音作りの起点"として設計したのが、
螺旋風(RASENPU)
16HP Quad VCA + Ring Modulator

VCAは「増幅器」ではない。
螺旋風は4基のDCカップルドVCAを搭載しています。
もちろん普通のQuad VCAとして使えます。
しかし、それだけでは終わりません。
- Audio VCA
- CV VCA
- CV Mixer
- Audio Mixer
- Ring Modulator
- Wavefolder Processor
- Sub Octave Generator
これらを1台で完結させることを目標に設計しました。
VCAを買うのではありません。
音作りの中心を買う。
そんなモジュールです。
ブロック図はquad-VCA+Ring_mod_block_diagram0707.pdf
CH1・CH2はリングモジュレーター

1ch・2chは通常VCAではなく、
Ring Mod VCA
として動作します。
キャリアとモジュレーターを掛け合わせることで、
- 金属的
- ベルサウンド
- ノイズ的倍音
- FMとも違う暴れ方
を簡単に作り出せます。
しかし螺旋風はそこで終わりません。
Blendがリングモジュレーションを変える

普通のリングモジュレーターは、
100%リングモジュレーション音しか出ません。
螺旋風は違います。
搭載された
Blend
ノブによって、
リングモジュレーション成分へ
元のキャリア信号を好きな比率で混ぜられます。
つまり
- 100% Ring Mod
- 少しだけキャリアを残す
- 原音を強めに残す
まで自由自在。
さらにBlendにはCV入力も搭載。
LFOでもEnvelopeでもシーケンスでも、
リアルタイムにリングモジュレーション量を変化させられます。
音が常に動き続けます。
LIN / EXP 切替搭載

CH3・CH4は純粋なVCAとして設計。
しかもLinear / Exponential切替スイッチを搭載しています。
用途に応じて
- Audio向きEXP
- CV向きLIN
を即座に切り替え可能。
地味ですが一度使うと戻れない便利機能です。
何も挿さないと勝手に音が育つ。
ここが螺旋風最大の特徴です。
普通のVCAは「何かをパッチして初めて動く」
モジュールです。
螺旋風は逆。
何も挿さなくても内部で音が育っていきます。
内部結線でWavefolderへ
VCA1 INPUTへ音を入れるだけ。
内部では
VCA1 Input
↓
Wavefolder
↓
VCA2 Input
↓
Ring Mod
↓
Output
という流れが自動で生成されます。
つまりVCA1 INPUT入力する1本のケーブルだけで、
VCA2 OUTPUTからWavefoldされた複雑な倍音を持つサウンドが出力されます。
さらにマイナス1オクターブを生成
Wavefolderだけではありません。
VCA3/4ではさらに
マイナス1オクターブ回路により原音の1オクターブ下サウンド
を生成する。
しかも2チャンネル分、マイナス1オクターブ回路があります。
そして別チャンネルへ自動配線されています。
VCA3内部では
VCA1 Input
↓
Wavefolder
↓
-1 Octave Ciruict
↓
VCA3 Input
↓
VCA3
↓
VCA3 Output
VCA4内部では
VCA1 Input
↓
-1 Octave Ciruict
↓
VCA4 Input
↓
VCA4
↓
VCA4 Output
つまり1つの入力から
- 原音 (VCA1)
- 原音→Wavefolder (VCA2)
- 原音→Wavefolder → −1Oct (VCA3)
- 原音→−1Oct (VCA4)
という4種類の素材が同時生成。
パッチを組む前から既に音作りが始まっています。
ケーブルを挿した瞬間だけ内部結線が解除
内部結線は便利。でも自由度は欲しい。
そこで各CV入力は
ノーマライズ配線になっています。
ジャック未接続時はノブがCVオフセットとして動作。
ジャックを挿すと自動で内部配線解除。
そのままCVアッテネータになります。
つまり
- ケーブル無し → すぐ音が出る
- ケーブル有り → 本格パッチ
どちらにも対応。
Blend CVも同じ思想
Blend入力も同様。
未接続ならノブだけで動作。
CVを挿すと自動でCVアッテネータへ変化。
パッチングの邪魔をしません。
全出力DC Coupled
Audioだけではありません。
螺旋風は
全出力DC Coupledです。
つまり
- CV処理
- Envelope
- LFO
- Offset
- CV Mixer
としても使用可能。
CH1・CH2のBlendツマミはCV用途では
OUTPUTに可変Offsetを乗せる
として機能します。
Audioモジュールでありながら、Utilityとしても非常に優秀です。
QUAD VCA +RINGMOD 螺旋風
— レック@lleqpue9 個人モジュラーメイカー (@lleqpue9) 2026年7月12日
そしてキャプレスなVCAのためCVの加減算が可能
そのままVCOに突っ込んでピッチを制御できます。
BLENDつまみ量によってGain CVをOUTPUTに乗せることができるのでCV DC Offsetが可能となります。 pic.twitter.com/Y9tOPavtkd
MIX OUT搭載
4系統をそのまま使っても良し。
最後にMix Outからまとめて出しても良し。
ライブでもパッチ整理でも便利です。
QUAD VCA +RINGMOD 螺旋風
— レック@lleqpue9 個人モジュラーメイカー (@lleqpue9) 2026年7月12日
簡易4CHミキサーとしても使えます。
当たり前だけどね pic.twitter.com/LI9tx969WY
LEDが音を見せる
各チャンネルには
デュアルカラーLEDを搭載。
- 緑:信号検出
- 赤:ピーク表示(初回ロットは黄緑寄りの発光)
- 第2ロット以降は赤ピーク表示へ変更予定
耳だけではなく、目でも信号を追えます。
デザインにも"風"を
白を基調にしたパネル。
4色に分けたチャンネルカラー。
歴代「風」シリーズを継承したデザイン。
名前は螺旋風
リングモジュレーションが描く渦。
倍音が螺旋状に積み重なるイメージ。
そしてVCA 「旋風」シリーズのDNAを受け継ぐ一台です。
主な仕様
- 16HP
- Quad DC Coupled VCA
- CH1・CH2:Ring Mod VCA
- Blend CV搭載
- CH3・CH4:Linear / Exponential切替
- Wavefolder内部結線
- −1Oct内部生成
- Mix Out搭載
- 全出力DC対応
- 16ピン Eurorack電源
- +12V : 130[mA]
- -12V : 90[mA]
- +5V : 40[mA] 電源必須
「VCAが足りない」なら、螺旋風を。
VCAは、どんなシステムにも必須です。
だからこそ、ただのVCAでは面白くない。
螺旋風は、VCAを「音を加工する入口」に変えるモジュールです。
4基のVCAとして堅実に使うもよし。
リングモジュレーターとして暴れさせるもよし。
CVユーティリティとしてシステムを支えるもよし。
そしてCH1へ一本ケーブルを挿すだけで、Wavefolder、サブオクターブ、リングモジュレーションが連鎖し、これまでにない複雑な倍音世界へ飛び込むこともできます。
「あと1台VCAが欲しい」ではなく、「この1台があればパッチの可能性が広がる」。
そんな発想から生まれたのが、螺旋風です。あなたのラックの中心で、新しい音の渦を巻き起こしてください。



関連リンク
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2026/7/20以降販売予定
数に限りがありますので欲しい方は早く買いましょう。
注意事項
こちらの商品はハンドメイドDIY商品です。
SMD部品は基板工場での実装となり非常に綺麗です。
その他部品のはんだのクオリティなど、ご理解頂ける方のみご購入下さい。
動作テストのみ行った新品となります。 電源ケーブルなどは付属しません。
上記を踏まえ、受取評価前でかつ初期不良以外の返品は受付けておりません。
予めご了承下さい。
電源を入れる前に電源の接続を再度ご確認ください。
当製品の使用により直接または間接的に発生した人身事故、機器の損傷、使用不能について、一切の責任を負いません。










































