【lleqpue9】カラフルモジュラーシンセ

カラフルな自作DIYモジュラーシンセを紹介するブログです

VCS S&H 風采: 電圧制御と信号切り取りの複合モジュール

モジュール紹介

今回は風采 VCS S&Hのご紹介です。

VCSとはVoltage Control Switchのことで電圧に応じてスイッチを制御することで信号経路を変更する事が出来ます。

S&HとはSample and Holdのことで信号の一部を時間的に切り取って、一定時間任意の定電圧信号として扱えるモジュールの事です。

風采はこれら2つの機能を組み合わせたモジュールになります。

VCS S&H 風采
VCS S&H

初心に立ち戻って黒パネルにしました。

ブロック図は下記の通り、CV Inputに信号を入れてTrig A(B) inputの信号でスイッチを制御し、Outputの壱,弍,参,肆のから出力されます。

出力の際、Sample and Hold回路を通るため、信号を切り替えても一定の電圧のままOutput電圧が保持され続けます。

2つのトリガ信号から1つのCVを時分割で4つに分割供給することができ、複雑な信号を生成できます。
点灯したOUTPUTとINPUTが導通します。S&Hにより消灯後もOUTPUTの電圧は維持されます。
1in-4outの構成によりCV電圧のOutputを増やす事が出来、より複雑な信号の生成が可能です。

関連リンク

以下のフリマサイトで販売しています。

数に限りがありますので欲しい方は早く買いましょう。

paypayfleamarket.yahoo.co.jp

fril.jp

製品スペック

出力端子:(Range:-5V~+5V)

Sample &Hold 壱、弐、参、肆

入力端子:

CV Input (Range:-5V~+5V)

Trig A input (Range:0V~+5V)

Trig B input (Range:0V~+5V)

豪風 Dual VCO2の紹介 lleqpue9

モジュール紹介

今回はDual VCO2 豪風((ごうふう)のご紹介です。

販売ページは本ページの下の方にあります。

VCO1 疾風のVCOを2つ搭載してお互いにモジュレーションを掛けることをコンセプトに設計しました。

VCO1 疾風についてはコチラ

どうでもいいですが英語表記ではGo!FooooooOO!!!

とかにしたかったですね。どうでもいいですね。

すみません。

サウンドデモ動画をアップロードしました(2024/03/18)

youtu.be

Dual VCO2 豪風
Dual VCO2 豪風

疾風の時は表層の銅箔を貼り忘れてちょっと暗めの赤色になりましたが

今回はきちんと銅箔を貼ったので鮮やかな赤色のレジストになりました。

やはりオシレーターは2つあったほうが音色のバリエーションが増えるということで作ってみたところ

ばっちり私の意図通り素晴らしいオシレーターモジュールができたと思います。

端子とつまみが複数あるので分かりやすくするためにブロック図を作りました。

Dual VCO2 豪風 ブロック図

ブロック図もなかなかいい感じです。(多分)

ミソとなるのはModulation AtoB(BtoA)でこれはFMになるのですが

2つのオシレーターをお互いにFMを掛けることで特徴的な倍音を含む音を出せるのがポイントです。

 

以下詳細な説明です。

完全ディスクリートのアナログVCOを2基搭載しており、OSC-AとOSC-Bでそれぞれ個別に制御できます。

FREQ CV INPUT端子の他にPWM端子SYNC端子がそれぞれあります。


OSC-A側のFREQ CV INPUTとB側のFREQ CV INPUT端子は内部結線によりOSC-A側のFreq CV INPUTにのみCVを入れるだけでOSC-A,OSC-B両方のオシレーターの周波数をコントロールできます。
OSC-BのFREQ CVINPUTにジャックを挿入すると内部結線を解除できます。


 Frequency Range切り替え機能で周波数を3つのレンジから選ぶことができます。
サーミスタによる温度補償回路搭載しており、温度変化にはある程度耐性あります。


三角波、ノコギリ波、矩形波の3波形です。
右側の各波形に対応したツマミを動かすことで各波形のレベルを調整できます。
出力は
OSC-A専用の出力端子
OSC-B専用の出力端子
OSC-A,Bをミックスした出力端子
3系統です。


Modulation AtoBツマミを回すとOSC-A専用の出力端子の信号をOSC-BのFREQ CV INPUTに入れる事ができます。
これによりFMが可能です。
Modulation BtoAつまみも同様にOSC-Bの出力をOSC-AのFREQ CVINPUTに入れることができます。
両方のModulationつまみを回すことで相互にFMを簡単にかけることができます。

PWのツマミの位置によって、三角波が変形する隠し機能付きです。
CVはV/octに対応しています。

動作紹介

 上記の動画のように右側の各波形のレベルツマミで波形ごとのレベルを設定できます。

 マニュアル操作ですがOSC-A,OSC-Bの周波数をほぼ同じに揃えることでDetuneすることも可能です。

OSC-A,OSC-Bともに両方同じVCO回路を採用していますので理論上CVの受け電圧によって音程が大きくズレることはありません

OSC-A=>OSC-BへのSyncもパッチケーブルを使えば可能です。 

上記の動画のようにOSC-A Audio OutputOSC-B側のSync inputパッチケーブルで繋ぐことでSyncが可能です。

尚この時OSC-A側のノコギリ波、三角波矩形波、のいづれかのレベルがある程度大きくある必要があります。

各波形のレベルによってもSyncによる音に変化があります。

同様にOSC-B Audio OutputOSC-A側のSync inputパッチケーブルで繋ぐことでOSC-B=>OSC-AへのSyncが可能です。

上記の動画がModulation A to B (B to A)を実施したデモです。

相互にFMを掛けることで新たな倍音が生まれ特徴的な音色になります。

もちろんFREQ CV INPUTに他のVCOモジュールの出力を入れることで3VCOでもFMも可能になります。

youtu.be

関連リンク

以下のフリマサイトで販売しています。

数に限りがありますので欲しい方は早く買いましょう。

製品スペック

出力端子:

  • OSC-A出力、OSC-B出力、OSC-A+B出力

入力端子:

  • OSC-A用 [ Freq CV IN 、SYNC IN、PWM CV IN]
  • OSC-B用 [ Freq CV IN 、SYNC IN、PWM CV IN]

大つまみ:

  • OSC-A用 [FREQUENCY COARSE 、FREQUENCY FINE 、PW、Modulation BtoA]
  • OSC-B用 [FREQUENCY COARSE 、FREQUENCY FINE 、PW、Modulation AtoB]

小つまみ:

スイッチ:

  • OSC-A用 Octave Rangeスイッチ(Low/Mid/High)
  • OSC-B用 Octave Rangeスイッチ(Low/Mid/High)

発振周波数:

  • 1.0Hz~10kHz程度

消費電流:+12V : 170mA/ -12V : 150mA

18hp

 

Dual Linear VCA 旋風: 2chミキサー&CVコントロール可能な完全アナログVCA

モジュール紹介

皆様あけましておめでとうございます。

更新が遅くなりましたが今回は2作目のDual Linear VCA 旋風をご紹介します。

実は初期版のVCA 旋風がありましたがデザインを一部変えてマイナーチェンジしました。

VCA 旋風 lleqpue9

完全アナログdual VCAミキサーになります。

2input 2cv 1outの構成のVCAを2回路搭載しています。

出力回路はコンデンサレスのためオーディオ信号の他にinputにCVを入れてもコントロール可能です。

input2系統を備えているため2chミキサーとしても使えます。

CV2系統のためCVをミキサーしつつ別の信号にvcaをかけることもできます。

#直接VCAの出力にスピーカーなどを接続しないでください。

コンデンサが入っていないためスピーカーに直流電流が流れてスピーカーにダメージを与えてしまう可能性があります。

基本的なモジュールですが、痒いところに手が届くVCAとなっています。

製品スペック

入力端子:CV-In1/2/3/4、Audio-In1/2/3/4

出力端子:Audio-OUT1/2

ボリューム:VCA LEVEL 1/2

サイズ:8hp

depth:20mm

消費電流:+12V : 30mA / -12V : 30mA

 

以下のフリマサイトで販売中です。

 

paypayfleamarket.yahoo.co.jp

fril.jp