モジュール紹介
今回はFM RADIOモジュール 追風のご紹介です。
赤いです。
ユーロラックサイズのFMラジオです。
オーディオソースとしてもノイズGenとしてもモジュラーシンセに使えます。
ちなみに名前は追風です。
最近ちょっと人生の追風が欲しかったのでそう名付けました。
lleqpue9初のマイコン制御によるモジュールです。
初めてのコーディング作業、大変でした笑
モジュラーシンセで制御できるラジオモジュールにしたかったので、Seek(オートチューン機能)を外部からトリガできます。
購入者のお雑煮(@ozouni_es335)さんが追風をつかった演奏動画を上げてくださいました!
転載の許可もいただいたので参考演奏動画としてご紹介します。
感謝!
lleqpue9/FM RADIO「追風」
— お雑煮 (@ozouni_es335) August 12, 2024
1万円で買えるFMラジオモジュール!トリガーで上下方向にチューニングできます。
ラジオをモジュラーシンセで鳴らすと……? pic.twitter.com/1qi7IY8wBg
自分の動画もペタリ(しょぼいけど)
FM RADIO モジュール完成
— レック@lleqpue9🎹自作モジュラーシンセ (@lleqpue9) August 1, 2024
ラジオ電波から様々な種類のノイズを出力できる。
普通にラジオとしても使える。
エンベで制御したリバーブやフィルタをかけてやると豊かなサウンドソースになる。
シークによるオートチューニング可能。トリガによるシークも可能。
シーク中に無音になるのが難点… pic.twitter.com/sijHuIDYYH
下記に機能説明図を示します。
OLED DisplayにはTuneしている周波数を表示します。
76~108MHzまでの範囲でTune可能です。
ステレオの放送局を受信した場合は横にSTEREOと表示されます。
Signal Levelは受信レベルを示します。
Seek UP SW/TRIG:
このボタンを押すとSeek UP(周波数を上げる方向に自動Tune)します。
Signal Levelが高い電波をキャッチしたらその周波数でSeekが止まります。
受信可能なFMラジオ局に自動で周波数を合わせるのに便利です。
TRIG信号にHighを入力しても同様にSeekUpできます。
尚、Seek中は音声は無音になります。(ラジオICの仕様です)
108MHzに到達すると76MHzに周波数がループします。
SWがONしたりTRIGされたりするとLEDが点灯します。
Seek Down SW/TRIG:
このボタンを押すとSeek Down(周波数を下げる方向に自動Tune)します。
Signal Levelが高い電波をキャッチしたらその周波数でSeekが止まります。
受信可能なFMラジオ局に自動で周波数を合わせるのに便利です。
TRIG信号にHighを入力しても同様にSeekDownできます。
76MHzに到達すると108MHzに周波数がループします。
SWがONしたりTRIGされたりするとLEDが点灯します。
Noise Tune SW/TRIG:
このボタンを押すと100MHzにTune周波数をセットします。
TRIG信号でHighを入力されたときも同様にTune周波数を100MHzにセットします。
ノイズを出力したいときに便利です。
SWがONしたりTRIGされたりするとLEDが点灯します。
ヘッドフォン出力/アンテナ端子:
ヘッドフォンを挿入することでヘッドフォンにからラジオ音声が聞こえます。
またヘッドフォンをアンテナの代わりとして使うことができます。
パッチングケーブルを挿入してもアンテナとなります。(ステレオケーブル推奨)
ケーブルの接続先は何も接続しなくて良いです。
アンテナは地面に対してできるだけ垂直に配置し、長めのケーブルを用いると受信感度が上がります。
OUTPUT端子:
ヘッドフォン出力をLRモノラルミックスしたモノラル出力端子です。
Sound Volume :
ヘッドフォン出力、OUTPUT出力の音量レベルを調節します。
またSeek中にVolumeを動かすことでSeekを中断することができ、任意の周波数付近でSeekを止めることができます。
余談というか、ボトム面(コネクタ側)にデバッグ用の赤色LEDがあります。
電源を投入するとその赤色LEDが点滅します。
ソフトのコーディング作業の時に使っていました。
特に意味はないのですがケース内部をチカチカ照らしてみるのもいいかと思い、そのままにしています。
総評
モジュラーシンセに使う用のノイズジェネレーターを作ろうとしていたところ、偶然ラジオICを見つけて今回のFM RADIO モジュールに至りました。
FMラジオは最近はスマホアプリで聴くことばかりで、めっきりラジオの出番はなくなりました。
しかしFMラジオで聞くラジオ音声もノイズ交じりで味があって、なんかこう、エモい(エモい)
モジュラーへ使えるFMラジオモジュールとして作りましたが、私は使いこなせませんでした!(ぇ
とはいえFMラジオとノイズはマシンライブには人気の音声ソースのようなので
このモジュールを音楽にどのように使ってもらえるか大変楽しみです。
製品スペック
出力端子:
- ヘッドフォン&アンテナ端子
- OUTPUT(モノラルミックス)端子
入力端子:
- Seek Up TRIG
- Seek Down TRIG
- Noise Tune (100MHz) TRIG
小つまみ:
- Sound Volume (minに絞ってもわずかに音が漏れます。ICの仕様?)
プッシュスイッチ:
- Seek Up SW
- Seek Down SW
- Noise Tune (100MHz) SW
電源コネクタは16ピンです。+5V電源は必須です。
消費電流(未測定):+12V : ??mA/ -12V : ??mA 5V :??mA
6hp
パッチーケーブル挿抜時に強い力をかけると、たまにLCDの表示が乱れることがあります。
LCDの表示が乱れてしまった場合はお手数ですが再度電源投入することで表示を正常に戻すことができます。
くれぐれもケーブルの挿抜は優しく丁寧に行ってください。
FM RADIO 追風はソフトウェアにAdafruit社のライブラリを使用しています。
Copyright (c) 2012, Adafruit Industries
All rights reserved.
関連リンク
以下のフリマサイトで販売しています。
数に限りがありますので欲しい方は早く買いましょう。
注意事項
こちらの商品はハンドメイドDIY商品です。
SMD部品は基板工場での実装となり非常に綺麗です。
その他部品のはんだのクオリティなど、ご理解頂ける方のみご購入下さい。
動作テストのみ行った新品となります。 電源ケーブルなどは付属しません。
上記を踏まえ、受取評価前でかつ初期不良以外の返品は受付けておりません。
予めご了承下さい。
電源を入れる前に電源の接続を再度ご確認ください。
当製品の使用により直接または間接的に発生した人身事故、機器の損傷、使用不能について、一切の責任を負いません。